探求サプリ2018
「穀物からアルコールを作ってみよう」

このサプリの目的は「穀物を麹菌や酵母菌の力を借りて発酵させることで,エネルギーとして利用可能なエタノールを作る」ことです。

 10月19日(金)

まず,一週目は講義でさつまいもなどの穀物からアルコールができるまでの反応の仕組みを勉強し,仕込みとなる作業をしました。
さつまいもを輪切りにして茹でます。

茹でたさつまいもをつぶし,温度を計りながら麹菌(さつまいものデンプンを分解して単糖にする役割)と酵母菌(アルコール発酵を行い単糖からエタノールを作る役割)を加えます。

あとは生物実験室の恒温槽に入れて,一週間発酵させます。どうなっているでしょうか。
一週間後のお楽しみです。

 10月26日(金)

一週間発酵させたさつまいもを恒温槽から取り出します。

ろ液をとるためにさらし布で発酵させたものをろ過します。
「匂いがすでにアルコールだ!」そんな声も聞こえます。

ろ液を蒸留装置にかけてエタノールの沸点78℃まで加熱します。
蒸留したエタノール(であると思われる液体)がリービッヒ冷却管で冷やされて液体となってコニカルビーカーにたまります。

ここで得られた液体がエタノールかどうかを確かめるため,脱脂綿にかけて燃やしてみます。
写真右手前:エタノールなしの脱脂綿,奥:エタノールをかけた脱脂綿
燃え方が違う様子がわかります。

このようにしてさつまいもからエタノールを作ることができました。
最後に,この穀物から作ったエタノールがどのように利用できるかを考えたり,そのメリット,デメリットについて話し合ったりして講座が終了しました。

初めての試みでしたが,麹菌や酵母菌の力を借りて穀物を発酵させることに成功しました。
この体験が今後に生かされることを期待しています。